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当院の鍼治療を受ける前に

日本の一般的な鍼治療方法

日本では、「痛くない鍼」「優しい鍼」「浅い鍼」を謳う鍼灸院が一般的です。鍼灸師自ら鍼が痛いなどと言うと患者さんは誰も来なくなってしまいますから。 
そのため多くの鍼灸院では、「鍼は髪の毛くらいの太さです」「浅く刺すので痛くありません」と言った文言で鍼は痛くないことをアピールしています。実際、細めの鍼を使用し、深い部分に原因があっても浅刺し、なるべく痛みを与えないことに力を注いでいます。
 
しかし、これで本当に効果があるのでしょうか?

浅い鍼、細い鍼、痛くない鍼ではダメなのですか?

悪い部分(コリ)が浅い部分にある場合は深い鍼をする必要はありません。症状が軽ければ刺激の強い鍼をする必要もありません。当院でも症状の軽い患者様や痛みに弱い患者様には可能な限り刺激を少なめにしており、それで十分効果が出る場合があります。

 

しかし、もしあなたの筋肉がガチガチに硬くなっていることによってコリや痛みを生じているのであれば、浅く優しい鍼で改善する見込みは小さいでしょう。なぜなら症状が重い場合は大抵ある程度深いところに原因があり、筋肉の状態が悪くなるほど鍼の刺激を強く感じてしまうからです。

 

ところが日本の鍼灸学校では体の深い部分に刺す実習はほとんどありません。ですから多くの鍼灸師は深く刺さないのではなく深く刺すことができません。それでは鍼治療でニーズの多い腰痛さえも治すことができないでしょう。

 
意外かもしれませんが、鍼の長さ・太さと鍼による刺激の強さはあまり関係がありません。細く・短くても悪いとこに入ると刺激を強く感じます。実際、時々細めの鍼と太めの鍼を連続で打って違いを感じてももらいますが大抵違いがわかりません。でも当院にいらっしゃるような重症の方は太めの鍼でないと刺鍼できないことが多いのです。

 
注射針のような「チクッ」とした「痛み」はなるべく与えないほうが良いのですが、筋肉の悪い部分に鍼が入ったときの「ズーン」とした鍼の響きを「痛み」と言うのであれば、この感覚を与えなければ治療効果はありません。

症状の重い方は、鍼をすることで普段の辛い症状が一時的に再現されることがあります。鍼治療で良くなるためには避けられない感覚です。そういう意味では「痛くない鍼」ではダメなのです。
 

本当に治したい人の治療院として

もうお分かりだと思いますが、当院の鍼は「優しい鍼」ではありません。鍼の響きである「ズーン」とした感覚が強い鍼になります。痛みの症状が強い方は一刻も早く治したいという気持ちが強いため治療に耐えられます。しかし、長い月日をかけてジワジワ患った慢性腰痛や首肩コリなどの場合、当院の鍼を受けるかどうかもう一度よく考えてみてください。
 
慢性症状の場合は、ある程度治療回数が必要になります。1回では終わりません。「現在の辛い症状」と「鍼治療の辛さ」を比べたとき、鍼治療を選べるでしょうか?当院の鍼はそれでも治したいという強い気持ちを持ったかたでないと続けられない治療法だと思います。
  
私もできることなら痛みを与えずに治療したいです。
痛みを与えるために治療しているのではありません。
 
しかし、私自身様々な鍼治療を受けてみて「確実に鍼で良くなった」と実感できたのは今の治療法以外ありません。万人受けする治療法ではないかもしれませんが、本当に治したい人のための治療院としてこの治療法を採用しています。

次に当てはまる方は治療をお断りしています

・断食されている方。
施術当日気分のすぐれない方。
・徹夜などで施術前日に極端に寝不足の方。
・中学生以下のかた。80歳以上の方。
・妊娠中または妊娠している可能性のある方。
・鍼の響きや痛みで不機嫌になったり怒ったりする方。
・施術により生じる筋肉痛で来院前より悪くなったと仰る方。

・問診票に必要事項を記入していただけない方(特に住所)。

   住所を記入していただく理由はこちら → 問診票の記入について

・無礼なかた、治療に非協力的な方。

 



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