当院の鍼治療方法について

当院が西洋医学的な鍼治療を行う理由

鍼は大まかには「東洋医学的な理論のもとに行う治療」と「西洋医学的な理論のもとに行う治療」に分けられます。身体が良くなるのであればどちらの治療法でも良いのですが、はじめて鍼を受ける人に東洋医学的理論で説明や治療を行っても理解されず不信感を持たれてしまいます。
 
その理由の一つとして日本では「経絡」や「経穴(ツボ)」、「気」と言った、存在の有無がわからない概念が多用されていることがあげられます。また、スピリチュアルな部分を前面に押し出したり、「どんな病気でも治せる」とか「ガンを消すことができる」などいう施術家がいることも怪しさに拍車をかけています。
  
私は「経絡」や「経穴(ツボ)」、「気」を否定も肯定もしていません。実体があるかないかも分からないものを証明することは難しいですし、そのような概念をベースにした治療でも効果を感じる人がいる以上、頭ごなしに否定はできません。でも私は自分の治療においては可能な限り「東洋医学」という言葉や概念を排除したいと思っています。
 
それはできるだけ効果の再現性が高い治療を行いたいからです。再現性が高いとということは、同じ治療理論・治療法で多くの患者様に効果を感じていただけると言うことです。人間の身体は一人一人微妙に異なっているため、同じ治療法でも全ての人に同じ効果がある訳ではありませんが、より多くの人に効果がある方法が良いに決まっています。私はそれが西洋医学的理論で行う治療法だと思っています。

また、「東洋医学」というだけで拒否反応を示す人や、「鍼=東洋医学」→「鍼は怪しい治療」と思う人もおり、鍼治療で改善できる機会を患者様自身が逃しているように感じています。
 
多くの患者様にとって西洋医学的理論で説明、施術できるのであればそのほうが安心・納得されますし、何より痛みの治療に関しては早く効果を感じて頂けます(もちろん改善の程度に個人差はありますが)。ですから私は経絡やツボにこだわらず、硬い筋肉や痛みの原因となる筋肉に直接刺すという西洋医学的方法を採用しているのです。