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四十肩・五十肩

【はじめに】

四十肩と五十肩は呼び方の違いだけでどちらも同じ意味ですので、ここでは五十肩で統一して説明致します。また、五十肩の定義は曖昧で、整形外科医の間でも解釈の仕方が異なると言われていますが、ここでは四十〜六十歳代を中心に生じる肩の運動制限や疼痛がある状態を五十肩として説明致します(五十代前後に多いだけで三十代や七十代以降でも五十肩は発生します)。

【五十肩の施術メニュー、料金について】

五十肩、またはその可能性がある場合、初回は「鍼治療+マッサージ」(8,000円/120分)とさせていただきます。2回目以降は施術に必要な時間によって「鍼治療+15分延長」(7,000円/105分)または「鍼治療+マッサージ」(8,000円/120分)となります。

【五十肩のみ施術メニューを指定する理由】

簡潔に述べると五十肩は問診や徒手検査、施術に時間がかかること、鍼だけではなくマッサージや運動療法、温熱療法など総合的に行うことで改善率が高まるためです。

【五十肩の治療が難しい理由】

五十肩の原因は様々です。肩だけではなく首や背中、腕の筋肉が原因の場合もあれば肩関節の問題の場合もあります。もし筋肉の問題だとしても首肩周りは小さい筋肉の集まりであり、数が多いためどの筋肉が問題なのか探すのが難しいのです。痛む場所とは違うところに原因があることも少なくありません。

痛む動作や可動域から「どの筋肉が関係しているか」というのは現代医学的にある程度わかっているのですが、これもその通り治療しても上手く行かないことがあります。ですから、ひとりひとり問題となる部分を探し、予測して治療しなければなりません。

【五十肩は鍼の適応であるか否か】

上記の通り五十肩の治療は難しく、同じような症状でも鍼がよく効く場合とそうでない場合があります。それは鍼が効かない(効きにくい)原因であったり、五十肩が今どの病期にあるかも関係します。五十肩の病期は「疼痛期(炎症期)」→「拘縮期(凍結期)」→「緩解期(回復期)」と進んでいきますが、拘縮期のあたりでは鍼があまり効かないことがあり、運動療法のほうが適している場合もあります。また、人によっては何をやっても改善しない場合や時期が存在します。

鍼が効果的か否かは簡単に判別できるものではなく施術をしてみないとわかりません。しかし、効果がある場合早ければ1回目の施術から、遅くとも3回目までには可動域が大きく改善します。マッサージだけでも大幅に改善することがありますので、その場合はマッサージメインで鍼は補助的に行います。しかし、3回ほど施術を行っても殆ど変化が無かったり、元に戻ってしまう場合は治療を継続してもあまり変化が無いことが多いです。

【五十肩の症状】

日常生活動作(ADL)における主な症状
・肩を前から上げるときに痛む
・肩を横から上げるときに痛む
・反対側の肩をつかむ(シートベルトを締めるような)動作で痛む
・帯を締めたり、お尻を拭くような動作で痛む
・髪を結んだり、髪を洗うような動作で痛む

五十肩の各病期における主な症状
・疼痛期(炎症期)・・・肩関節周辺に炎症があり、疼痛が強い
・拘縮期(凍結期)・・・炎症や痛みは改善してくるが可動域制限がある
・緩解期(回復期)・・・拘縮が改善し、可動域が増大してくる

その他の症状
・夜間痛

【五十肩はどれくらい続くのか】

数ヶ月から1〜2年というかたが多いのですが、重症の場合は3年以上続くこともあります。

【五十肩に似た疾患・症状】

・腱板断裂

・石灰沈着性腱炎

・肩峰下滑液包炎

・上腕二頭筋腱長頭腱炎

上記のような疾患も広い意味で五十肩と呼ばれることはありますが、レントゲンやMRI、エコー検査などで判断可能なため病気としては分けて考えることが多いようです。鍼の書籍などではこのような疾患も鍼治療の対象として書かれていることがありますが、腱板断裂や石灰沈着を鍼で治すことはできません。できたとしても一時的に痛みを和らげることぐらいでしょう。